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『お熱いのがお好き』のレビュー|爽快女装コメディ

今回ご紹介する作品は『お熱いのがお好き』です。

どんな作品?

  • ベタで鉄板のコメディアン
  • 古き良きハリウッド映画
  • 知らない人はいないマリリン・モンローの歌唱シーン

作品情報

『お熱いのがお好き』

あらすじ

禁酒時代。2人のバンドマン・ジョーとジェリーが殺人現場を目撃した。犯人一味に追われる2人は、女装して名前を変え、女性オーケストラ一行に紛れ込み、マイアミ演奏旅行に出発。ジョーは、オーケストラの一員・シュガーに心引かれるのだが…。

出典:U-NEXT

作品概要

タイトルお熱いのがお好き
原題Some Like It Hot
監督ビリー・ワイルダー
脚本ビリー・ワイルダー
I・A・L・ダイアモンド
キャストトニー・カーティス
ジャック・レモン
マリリン・モンロー
ジョージ・ラフト
制作国アメリカ
制作年1959年
上映時間121分(2時間1分)

ネタバレ注意

以下、『XXXXXX』のネタバレが含まれます。

感想・考察

本作は1959年に公開された古典映画です。モデルとなっているのは1929年2月14日の「聖バレンタインデーの虐殺」です。1929年といえば世界恐慌が起こった年であり、本作は恐慌直前の時期と予想されます。

聖バレンタインデーの虐殺(せいバレンタインデーのぎゃくさつ、英: St. Valentine's Day Massacre)は、1929年2月14日にシカゴで起きたノースサイド・ギャングとサウスサイド・ギャング(後のシカゴ・アウトフィット)との間で起きた抗争事件である。聖バレンタインデーの悲劇、血のバレンタインとも呼ばれる。

犯行はサウスサイド・ギャングのボスであるアル・カポネが指揮していたと言われ、抗争を繰り広げていたバッグズ・モラン率いるノースサイド・ギャングの構成員4人及び一般人3人の計7人が殺害された。この事件は犯人たちがパトカーを使い警官に扮していたこともあり、全米中のマスコミの注目を浴びた。

出典:Wikipedia

序盤はジョージェリーの適当でガサツな感じが観ている人をイラつかせるような印象がありましたが、後半に進むにつれてだんだんとまともになっていきます。特に、ろくでなしなジェリーがオズグッド3世の献身的なアプローチを受けて相手を思いやるように変わっていくところなど、他人を装うことで真人間になるというおもしろさがあります。

バレバレな女装なのに全く気付かれないところは、クラシック映画特有の良さだと思いました。他にも、当時だとタブーとされるような内容に触れていたり、単なるラブコメとしてではなく、メッセージ性があります。女装した二人がセクハラにあったり、ボーイに口説かれたり、もう女でいるのは懲り懲りだと女装をやめようとするあたりは、現代でも残る女性の生きづらさの問題に言及しています。

お熱いのがお好き』を視聴するには

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この記事の情報は、2025年1月時点のものです。最新の配信状況はお使いいただくサービスにてご確認ください。

オギナカ
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以上、『お熱いのがお好き』のレビューでした。

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